きれいなオタクの旋律

リョーマ!でテニスの沼に落ちし者。

【前編】『ラストソングス』が良すぎる

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Twitterでさちんさんの忘年会スペースを聴き、終了後にそのまま寝落ちしてド深夜に目覚めたオタクです。どうもこんばんは。画像は、スペースでさちんさんが「美味しい」とおっしゃっていた成城石井のにんにく醤油せんべい(スペース中にダッシュで近所の成城石井へ行って購入したもの)。たしかに美味しい。

明日(というかもう今日)わりと早めに起きなきゃいけないんですけど、なんだか眠れそうにもないので『ラストソングス』の感想を書こうと思います。

 

【ざっくり】私が幸村精市のオタクになった経緯

リョーマ!』Decide本編と、テニフェス petitの「エメラルドライン」で、「ふ~ん幸村精市くん、ボイスが素敵ね・・・」と思う

『ハッピーサマーバレンタイン』を聴き、「アッッ声が超好き!!」になる

アニプリを経て、「テニスプレーヤー」としての幸村精市を知る

『ラストソングス』に出会い、歌詞から幸村の「意外と我が強くてマイペースな性格」を知り、一気に沼落ち

 

そんなわけで、私が幸村精市というキャラクターの内面まで深く知るきっかけになったのが、1stアルバムの『ラストソングス』でした。

このアルバム、なんと幸村役の永井幸子さん(さちんさん)が収録曲全ての作詞をされていて(凄すぎ)、本当~~~に幸村の解像度が高い名盤なんですよね・・・。このアルバムに出会わなければ、私はここまで幸村精市というキャラクターに狂うことはなかったと思う。はあ、まいった。私のオタク人生、こんなことになるとは・・・。

 

前々回のブログ記事で書いたように、昨日は国会図書館へ行き、永井幸子さんのインタビュー記事を閲覧する予定だったのですが、当日にサイトを確認したらなななんと休館日でした~~~~(バカ)。国の機関だから28日までやってると思い込んでた・・・。アア~~~~~~(泣)年明けに行こう・・・

本当はインタビュー記事を読んでから『ラストソングス』の感想を書きたかったのですが、せっかくなのでまずは素直に自分が感じたことをブログに書き残してみようと思い(ポジティブ)、早速ここに軽く感想を書いていきます。

 

『ラストソングス』(2009年3月5日発売)

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幸村精市『ラストソングス』(2009)アルバムジャケットより

ジャケ写良すぎ・・・。発売日が幸村の誕生日(3/5)なんですけど、この時期特有の、まだ少し肌寒いけれど確かに春の訪れを感じるような、清々しい空気感が画面越しに伝わってきますね。風を感じる横顔の表情も素晴らしい。

収録曲

1.エメラルドライン

2.last game

3.Baby knows

4.宣告

5.ダリア

6.ガーデニングの詩(うた)

7.後ろにも目を

8.愛の歌

9.ロング・グッド・バイ

10.夢の続きⅡ

11.ルノワールの画集

12.三強と呼ばれて

 

ゲスト:越前リョーマ(2)、真田弦一郎&柳 蓮二(12)

 

全体的に、『ラストソングス』って「卒業」をテーマに制作されたのかなあと思います。アルバムタイトルや収録曲の歌詞の内容、そして発売時期的にも。

辛かった時期も、楽しかった思い出も、幸村がこれまでの自分を振り返り、その経験を次のステップへと繋げていこう!という前向きな気持ちが、このアルバムを通して感じられます。泣ける。

あと歌詞が結構ファジーな内容のものが多く、誰に向けた歌なのか、様々な解釈ができるのが妄想オタク的には嬉しいですね・・・笑

1. エメラルドライン
エメラルドライン

エメラルドライン

オープニング・トラックに相応しい、「はじまり」を予感させるような、爽やかな春の息吹を感じる楽曲。サビの「青い空に心投げ出して」という表現が好きだなあ。何にも縛られない解放感と、幸村の意外と自由奔放で大胆な性格が伝わってくる。

「たぶん いつまでも 忘れないよ
 どうか 涙 拭いて」

ここの歌詞好き……この曲は全体的に卒業を意識しているのかなと思うのですが、明るい未来への希望を感じて泣けますね・・・幸村、しあわせになってくれ・・・

 

タイトルの「エメラルドライン」というワードで私がまず想起したのが、幸村がいつも着けているヘアバンドの色(アニメ版のみ。原作は白色)だったのですが、

トラック11ルノワールの画集」を聴き、幸村が印象派の画家・ルノワールが好きだと知ってからは、これってルノワールが好んで使用していた色「エメラルドグリーン」にも掛かっているのでは・・・?と思うようになりました(小?中学生くらいのときに親とルノワール展へ行ったときに得た知識なのでうろ覚えですが・・・)。どうなんだろ。この作品とか分かりやすいかも↓

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ルノワール『団扇を持つ少女』

 

2. last game
last game

last game

  • provided courtesy of iTunes

越前リョーマとのデュエット曲!全国大会編の決勝戦をイメージした楽曲で、個人的には「孤独」というワードが出てきたことが印象的でした。

戦うなら 孤独に立ち向かう二人
本当の意味の強さ 追いかけて

誰もが皆 ほんとは同じ孤独
抱えながら それでも耐え続け
探し出せる 誰もが見つけられるのさ
本当の意味の強さ ラストゲーム

孤独を克服していくのって、人間の最も強い欲望じゃん・・・(うろ覚えエーリッヒ・フロム)

この描写があることで、キャラの人物像がグッと深みのあるものになったと感じます。テニスの王子様たちも、リアルの人間と同じように、孤独や不安を抱えて戦い続けているんだなあ・・・とハッとした瞬間でした。

リョーマ)時が止まればいい

(幸村)愛しいモノたちよ
(二人)今が終わっても まだ最後じゃない

ここも本当に好き・・・リョーマパートの「時が止まればいい」は、天衣無縫の極み状態で「ずっとこのまま楽しいテニスをしていたい!」という気持ちで、続く幸村パートの「愛しいモノたちよ」は、苦戦する状況の中で立海の仲間たちのためにも、絶対に負けられない!」という、それぞれ異なった理由で「永遠のラリー」(この前の歌詞に出てくる言葉)を求めていたことが伝わってきて泣ける・・・。うう・・・。

そして続く「今が終わってもまだ最後じゃない」って、すごく優しい言葉だなあ(泣)。以前このブログでも書いたように、原作最終話での試合終了後の幸村のコマに添えられた『Dear Prince〜テニスの王子様達へ〜』の歌詞にもリンクしているような気がする。

3. Baby knows
Baby knows

Baby knows

  • provided courtesy of iTunes

ギャ~~~甘い・・・・油断してたら幸村に心まで奪われそうになったわ。でも私は(まだ)幸村の夢女子ではないので、この曲は幸村の妹に向けた曲かもしれないな~と、思っています。フフ。

君にはかなわない いつも

so, baby knows

幸村が振り回される相手、いったいどんな人なんだろう。

 

収録曲全ての感想を書きたかったのですが、眠気が訪れたのでそろそろ寝ます・・・後編はまた後日~